
- 脇のニオイって人によって違う気がする
- ニオイに種類があるの?
- 臭うってことは『ワキガ』なの?
今回はこのような疑問を解決していきます。
脇のニオイといえば、あのワキガ特有の「カレーのようなスパイス臭」を思いうかべる人が多いのではないでしょうか。
じつは他にも「酸っぱいニオイ」「生臭いニオイ」「鉛筆の芯みたいなニオイ」などいろいろなニオイがあります。
脇のニオイといっても種類や強さに個人差があるんです。
ここでは脇のニオイの種類について解説します。
この記事を読んでわかること
- 脇のニオイの種類は7タイプ
- なぜニオイには個人差がある?
- 脇のニオイは若い世代ほど強い
この記事を書いた人
脇のニオイは7タイプ
脇のニオイは大きく分けて7タイプに分類できます。
- ミルク臭
- 酸っぱ臭
- カレースパイス臭
- カビ臭
- 蒸し肉臭
- 生乾き臭
- 鉄臭
*上記のニオイは複数が混ざり合うこともあります。
7タイプのうち日本人に多いトップ3は「ミルク臭」「カレースパイス臭」「酸っぱ臭」でおよそ80%が当てはまります。
トップ3のうちニオイがもっとも強く感じられるのは「カレースパイス臭」で、次いで「酸っぱ臭」「ミルク臭」となります。
それぞれのニオイの強さにも個人差があります。
軽度・・・脇に鼻を近づけると臭う
中度・・・近くにいると臭う
重度・・・近づかなくても臭う
このように脇のニオイには7タイプあり、人によっては2つ以上のニオイが混ざり合うこともあります。
ここにニオイの強さも関係してくると、さらに複雑なニオイになります。
*上記の7タイプに当てはまるからといって、必ずワキガだというわけではありません。
自分がワキガかどうか心配な人は、ワキガ体質かチェックしてみてください。
こちらの記事ではワキガのセルフチェック方法を解説しています。
「自分でニオイの判断ができない」「プロに判断してほしい」そんな時はオドレートというワキガ検査キットを使用すれば自宅にいながらワキガのチェックができます。こちらの記事で実際にオドレートを使ったワキガ検査をレビューしています。
なぜ人によってニオイが違う?

ここからは脇のニオイの違いについて解説していきます。
【 脇のニオイに個人差ができる要因 】
- 体質(汗の質と量)の違い
- 加齢による体質の変化
- 皮膚の雑菌数の違い
- 生活習慣の違い
体質(汗の質と量)の違い
ニオイの原因となるアポクリン腺からでる汗は個人差があります。
汗の成分(脂肪、タンパク質、ミネラルなど)や汗の量に差があるため、ニオイにも個性がでてきます。
生まれもったアポクリン腺の数(遺伝が関係)にも個人差があるため、ニオイやすい汗が出る量は人それぞれなんです。
加齢による体質の変化
年齢を重ねるごとに体質が変わっていき、脇のニオイも変化してきます。
基礎代謝の低下により汗の量が減ったり、ホルモン分泌の変化によりアポクリン腺への刺激が変化することが原因です。
例)20代「カレースパイス臭」→30代「ミルク臭」
皮膚の雑菌数の違い
汗を分解する皮膚の雑菌数のちがいも、ニオイの差を生む原因に。
脇が清潔な人と不潔な人では、どちらが雑菌の繁殖に適しているかは言うまでもありませんよね。
ただ脇の洗いすぎには注意が必要です。
洗いすぎが原因で皮脂が落ちてしまい乾燥肌になると、それを補うために皮脂の分泌が多くなり、逆に臭いが強くなってしまいます。
正しい脇の洗い方はこちらで解説しています。
生活習慣の違い
脇のニオイは生活習慣にも左右されます。
とくにストレスや食生活は大きく関わってきます。
ストレスと汗は関係が深く、強いストレスを感じるとベタついたニオイやすい汗が分泌されます。
肉や脂肪を多く含む食品ばかり好んで食べる人は、汗にタンパク質や脂肪が混じりニオイがきつくなりがちです。
現代の日本人はストレスが多く、食生活も欧米化し肉・脂肪の摂取が多くなっているためニオイやすい体質に変化してきていると言えます。
自己臭症(じこしゅうしょう)
ニオイの違いとは少し異なりますが「自己臭症」という症状があります。
自己臭症とは、臭くないのに体臭を気にするあまり「自分は臭いのではないか」と思い込んでしまう症状のことを言います。(自己臭恐怖症ともいわれます)
この自己臭症により、「自分は他の人と違うニオイがする」「人より臭い気がする」と感じることがあります。
完璧主義者・几帳面・繊細な性格の人がかかりやすい。
過去に人からニオイを指摘されたことがトラウマとなり発症することもあります。
じつは僕・・・高校生の時から自己臭症です。
だからニオイにとても敏感なんです。
自己臭症を解決するには
①自分のまわりの人にニオイの確認をしてもらうこと
自分のニオイに対しては、嗅覚が鈍感になっているため信頼できる人に聞くのがよいです。
とは言っても、なかなかデリケートなことなので聞けないという人は
②自分でチェック
自分でチェックする場合は、まず自分の臭いに鈍感になった嗅覚をリセットする必要があります。
コーヒー豆のニオイを嗅いだり、散歩で外の空気を吸って嗅覚をリセットしてから自分のニオイをチェックしてみてください。
脇のニオイのセルフチェック方法はこちらで詳しく解説しています。
③医療機関に相談
「まわりの人は気を使って本当のことを言ってくれない」とか「自分の鼻は信用できない」という人は医療機関で相談してはいかがでしょう。
心療内科・精神科ではしっかり話を聞いて解決方法をいっしょに探してくれます。
気になる臭いを直接相談したいという人は、皮膚科や専門クリニックに相談するのもあり。
ニオイをプロが判断してくれ、そのまま解決法も紹介してくれます。
最近では無料カウンセリングしてくれるクリニックもあります。
【 無料カウンセリングができる公式サイト 】
脇のニオイは若い世代ほど強い傾向にあり
脇のニオイは10代中盤から20代がもっとも強くなります。
10代中盤は思春期に入り脇毛が発毛する時期です。
アポクリン汗腺は毛根に存在するため、脇毛が生えてくる思春期になると脇のニオイが強くなります。
また思春期になると性ホルモンがアポクリン汗腺を刺激し強いニオイが発生します。
女性の場合は月経周期によりニオイの強さが変化することも。
男性の場合は30代を過ぎると段々とニオイが弱くなっていきますが、高齢者でもニオイが強い人もいます。
女性は更年期になると女性ホルモンの低下によりニオイが強くなることもあります。
まとめ
以上、イヤな脇のニオイは7種類 について解説しました。
脇のニオイに悩む人は、まず自分のニオイのタイプや体質をしっかりチェックしてみましょう。
悩みを解決するには相手(ニオイ)を知ることが大切です。
脇のニオイを抑える方法はこちらで解説しています。
【 無料カウンセリングができる公式サイト 】